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「パッチテスト」の正しいやり方を知れば…化粧品をムダにすることも減る!

“パッチテスト”を知っていますか? 化粧品やヘアカラーなど、初めて使用する物質が肌に合うかどうかを試すためのテストですが、具体的な方法については知らないという人も多いのではないでしょうか。実はこのパッチテスト、お肌を守るためにとても重要なものなんです。

 

今回は、パッチテストの方法やアレルギーについて解説したいと思います。

 

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アレルギーは4種類に分けられる

 

パッチテストとは、何が原因でかぶれなどが起こるのかを調べるテストです。一般的にアレルギーと呼ばれるものには、1~4型の4種類が知られています。

 

【1型アレルギー】
“即時型アレルギー”とも呼ばれ、IgEと呼ばれる物質が関与することで起こるものです。このアレルギーが関与する病態として有名なのは、「花粉症」や「じんましん」などが挙げられるでしょう。

 

【2型アレルギー】
“細胞障害型”とも呼ばれ、自分の細胞を攻撃してしまうものです。このアレルギーは「自己免疫性溶血性貧血」や「橋本病」、「バセドウ病」にも関係するといわれています。

 

【3型アレルギー】
“アルサス型”とも呼ばれ、IgGと可溶性抗原と呼ばれる物質との反応で起きるアレルギーです。「関節リウマチ」や「全身性エリテマトーデス」など、膠原病に大きな関連があるといわれます。

 

【4型アレルギー】
反応に1~2日かかることがあるため、“遅延型アレルギー”とも呼ばれています。「ツベルクリン」反応や「接触性皮膚炎」などに関与することが知られています。

 

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パッチテストの方法


パッチテストはこのうち4型アレルギーの診断に用いられますが、アトピー性皮膚炎のように、1型と4型が両方関与する疾患もあります。

 

パッチテストの方法は、背中や二の腕の内側など健康な肌に、かぶれの原因になると思われる物質をつけてフィルム(パッチテスター)を張ります。そのまま48時間放置したのちパッチテスターを剥がし、30分後に結果を判定します。また、72時間後にも再度判定を行います。

 

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どんなものでも検査できるの?

 

基本的に、浸すなどして肌に張り付けることができるものであれば、なんでも検査が可能です。例えばボディーシャンプーや洗顔料、石けんなど洗い流すことが前提になっているものであれば、水で100倍に希釈し、濃度を薄めて行います。もちろん化粧品やローション、クリーム、日焼け止めなどもこの方法で検査することができます。

 

特に敏感肌でかぶれやすい人や、今まで使ってきた化粧品とメーカーや用途が異なるものなどはパッチテストをしてから使うようにすると、顔が真っ赤にかぶれてしまった…なんて悲しいトラブルを避けられるでしょう。購入前にサンプルがもらえるのであれば、まずはそれで試してから現品を買うというのも賢い方法です。

 

パッチテストは思ったより簡単で、特別な器具もいりません。日々正しい方法でテストして、安心してスキンケア用品を使いたいですね。

 

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